PW Kyoto Higashiyama at Night





せっかく京都に来ているのだからと、昼間とはまた違う風景、雰囲気を楽しむため、今度は夜に東山を歩いてみました。コースのスタート地点は前回と同じく八坂の塔への入り口。ここから二寧坂、高台寺、円山公園、知恩院、青蓮院を通って三条までそぞろ歩きます。使うレンズはまたしてもSIGMA 35mm F1.4 DG HSMのみ。夜間なので積極的に開放F1.4で攻めてみましたが、ピントの芯は本当にこれがF1.4かと思わせるほどの緻密感があり、5D3のノイズレスな絵と相まって全く不満のない写真が撮れたと満足していますがいかがでしょうか。


さて、タクシーを降りて歩き始めたのは夜の7時半すぎ。東大路から登り始めると、八坂の塔はこのように照明はこちらとは反対の高台寺側から当てられます。ライトアップされた姿を撮るとすればマイノリティなポジションなのでしょうが、これはこれでなかなかに良い見映えです。一方で驚いたのは、歩いている観光客がほとんどいないこと。この時間だと店が一つも開いていないことは予想していましたが、こんないい雰囲気の場所になぜ来ないのか実に不思議でした。



定番とも言えるアングル。何度来ようとも、やはりここに来たら一枚は撮っておかないと気が済みません。高台寺側からのライトアップはここからの見映えを最高にするためのものであると納得できます。上でも書いたように、人通りはほとんどなく、ゆったりと余裕で撮影することができましたが、時折地元の人であろう車が結構なスピードで通りすぎるので、少し注意が必要です。






二寧坂を下ります。ここもすべての店は閉まっていて、歩く人はほとんどいませんが、照明のお陰で昼間とはまた異なる風情のある景色が見られます。






高台寺の入口がある通りまで来ました。この時期、高台寺は庭園がライトアップされた夜間拝観が実施されていることもあり、そこそこに人通りがあります。そのロケーションのよさのせいでもあるのでしょうか、一軒だけ開いているお店があり、ここは観光客で賑わっていました。店を開けば客が来ると分かっていても、先ほどの二寧坂のように早々に店を閉めてしまうのは、京都の人の気質にもよるのでしょうか。



ふと路地を覗くと、ここもまた京都らしい風情に溢れています。このショットを撮った際に右の店の軒先から猫が出てきましたが、残念ながらこちらには寄ってきてくれず…。



高台寺。禅宗の寺らしいお堂の形です。ちょうど夜間拝観が実施されていたのですが、ここの庭園はそれなりに広く、じっくり見ているとこの散歩のゴールにたどり着くには遅くなりすぎてしまいそうだったため、今回はこの正面を見るだけに留めました。

京都をゆったりゆっくり見るには、別の用事でやってきた合間の時間では足りなさすぎます。






円山公園を北側に抜けたところで姿を現す知恩院の三門。圧倒されるほどの大きさが目に焼き付きます。ここも夜間拝観が実施されていて、門の上部には多くの人の姿が見られました。

この後は青蓮院門跡の前を通って三条通に出、地下鉄東西線の東山駅がゴールでした。スタートから約2kmほどを50分ほどをかけてゆったり歩いてきました。天気もよく、暑くもなく寒くもない、心地の良い夜間散歩でした。



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