子供の七五三は松尾大社で行いました。嵐山のすぐそばに位置する松尾大社はお酒の神様としても有名な京都でも古い神社です。室町時代に造られたという本殿の背後には鬱蒼とした木々が迫り、年月を刻み込んだ威厳があります。
11月初旬の土曜日、さぞかし七五三の参拝でごったがえしているかと思いきや、意外と空いている様子。そこかしこにおめかしした七五三衣装の子どもたちがお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんといて写真など撮ったりしているのですが、混んでいるというには程遠い状況で、こちらとしては非常に嬉しい空き具合でした。
午前中の松尾大社は木々の色、それを透かす陽の色も柔らかく、この古く美しい日本の木造建築物を写すにはいいシチュエーションであったかと思います。
このような樽酒の奉納は大きな神社ならどこででも見られる光景ですが、ここはやはりお酒の神様。神社の規模に比しては多くの奉納があるように見られます。酒樽の置かれた建物の屋根が立派な瓦葺きなのは、元々能舞台であったものを移築したものだからだそうです。
杉玉がぶら下げてあるのはやはりお酒の神様ならではでしょうか。ここ自身で醸造しているわけではないので、どこかの酒蔵から奉納されたものなのかも知れません。
楼門。撮影時は気付いていなかったのですが、左右の随神を囲う金網にいくつかの杓子が結び付けられているのは、祈願杓子と呼ばれるものだそうです。
お参りの後は楼門前の茶店でお団子を食べて一服。その間にも入れ替わりに続々と七五三参りの家族がやってきては門をくぐって行きます。
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